メコンの国 ~ルアンプラバン~ [ラオス編]
朝霧に包まれた川辺
ヒタヒタヒタ、ヒタヒタヒタと 遠くから足音が聞こえてくる
托鉢の僧侶たちだ
朝の澄み切った空気と、その静かで素早い足音に、こちらの身も引き締まる
ここは世界遺産都市、ルアンプラバン
母なるメコンの恵みを、その身いっぱいに享受し
仏教を生活の骨格とする、信仰の街である
坂を下ると、いつでも雄大なメコンが迎えてくれる
タイ、カンボジア、ベトナムと、インドシナ半島を渡り歩いてきた旅人たちが
つかの間の安らぎを得る場所でもある
川岸のカフェで時を忘れ、またビールの潜を抜く
これがラオスの過ごし方だ☆
朝、夕と、さまざまな表情を見せるメコン川
寺院から読経が聴こえてくると
”今日も、一日が終わったなぁ”と、思う。